【ジュニアサッカーのルール】小学生は8人制!大人との違いも解説!

【ジュニアサッカーのルール】小学生は8人制!大人との違いも解説!
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こんにちは!さとしんです。

ジュニアサッカー(小学生年代)に関わり始めると、大人のサッカーとの違いに戸惑うことがあります。

小学生と中学生~大人のサッカーでは以下の様な違いがあります。

基本的に中学生以上はほぼ同じルール。小学生のみ異なる。

小学生と中学生以上のサッカーの違い
  • 試合の人数
  • コートの大きさ
  • 選手交代の制限
  • ゴールの大きさ
  • ボールの大きさ
  • 審判の人数

これだけの違いがあるので、初めてジュニアサッカーと関わる場合は混乱してしまうのも当然です。

今回は、大人(中学生以上)のサッカーとの違いをピックアップして解説していきます。

特に以下の様な方は、ぜひ目を通してみてください!

  • お子さんがサッカーを始めた保護者の方
  • ジュニアサッカーの指導を始めたばかりのコーチの方

それでは、本題に入っていきましょう!

目次

小学生のサッカーは8人で試合をする!

【ジュニアサッカーのルール】小学生は8人制!大人との違いも解説!

まず、1番大きな違いは試合を行う人数です。

ジュニアサッカー(小学生以下)は8人制を採用しています

小学生以下

8人制

中学生以上

11人制

ゴールキーパーを含めた8人vs8人で行います。

8人制サッカー特有のルール

8人制サッカーで採用されているルールで忘れがちな点を2点ほど紹介します。

  • 試合が成立する人数は6人以上の同数
  • 退場者の補充ができる

試合が成立する人数は6人以上の同数

8人制サッカーでは、どちらかのチームの人数が8人に満たない場合、以下の様な対応で試合が可能です。

両チームが同じ人数かつ、6人以上

6人vs6人、7人vs7人、8人vs8人という状況であれば、試合が成立します。

11人制の場合は、7人未満の場合は試合が成立しなくなりますが、それ以上の人数であれば両チームの人数が違っても試合が可能です。

退場者の補充ができる

ここも、11人制サッカーとは大きく違う部分です。

退場者が発生した場合、控え選手が退場者の代わりとして試合に出場することが可能です。

そのため、上記の試合成立人数と合わせて考えると、両チームの人数が違うという状況は発生しないことになります。

さとしん

常に両チームが同じ人数で試合ができますね!

2011年の全国大会から8人制サッカーが導入された

2011年以降の全国大会「全日本少年サッカー大会」から8人制が採用されました。

※2018年から「全日本U-12サッカー選手権大会」と名称が変更されています。

以前は、ジュニアサッカーも11人制を採用していました。

そのため、小学生時代にサッカー経験のある大人の方には、8人制サッカーは馴染みがないかもしれません。

さとしん

僕も小学生時代は11人制サッカーでした!

8人制サッカーのフォーメーションにはどんな種類がある?

8人制サッカーのフォーメーションについても簡単にご紹介します。

フォーメーションは、選手の基本的な配置(陣形)のことを指しています。

例えば、11人制であれば以下の様なフォーメーションがあります。

  • 4-4-2
  • 4-3-3
  • 4-2-3-1

4-4-2であれば、「よん-よん-に」と言葉で表現されます。

左から、DF-MF-FWの人数を表します。

さとしん

GKを含めて1-4-4-2と表現されることもありますよ!

GK

ゴールキーパー

DF

ディフェンス

MF

ミッドフィルダー

FW

フォワード

少し前置きが長くなりましたが、8人制サッカーでは以下の様なフォーメーションが一般的です。

8人制サッカーのフォーメーション
  • 3-3-1
  • 2-4-1
  • 2-3-2
  • 3-2-2

僕の周りでは、3-3-1、2-4-1を採用しているチームが特に多いです。

ジュニアサッカーのコートは大人の約半分の50m×68m!

【ジュニアサッカーのルール】小学生は8人制!大人との違いも解説!

推奨されている、ジュニアサッカーのコートサイズは以下の通りです。

横:50m
縦:68m

中学生以上の推奨コートサイズが、横68m、縦105mです。

数字を見ていただくと分かりますが、ジュニアサッカーのコートは大人のコートの約半分の大きさになっています。

そのため、大人のコート1面に対して、2面のジュニアサッカーコートを確保できます。

試合数の確保や、複数チームが集まっての試合など、子どもたちに試合の機会をたくさん提供してあげることができます。

コートサイズの詳細については「8人制サッカーのコートサイズは50m×68m!11人制サッカーの約半分」で解説しています。

8人制サッカーコートの全体像

8人制サッカーコートのその他の寸法を以下の画像にまとめました。

ほぼすべての寸法が11人制と違うので、コート作成をされる機会があれば注意してくださいね。

8人制サッカーのコートサイズ

ジュニアサッカーコート特有の交代ゾーン

小学生のサッカーコートには、「交代ゾーン」と呼ばれるエリアが存在します。

上記コートの画像内、センターラインの下側にある6mのエリアです。

センターラインを中心に左右に3mずつ離してラインが引いてあります。

その交代ゾーンの中で選手交代を自由に行うことが可能です。

選手交代については後述します。

中学生以上の11人制サッカーでは、明確に交代ゾーンと呼ばれるエリアは設置されません。

8人制サッカーでのみ設置されるエリアです。

ジュニアサッカーは交代人数の制限無し!一度交代した選手も再出場できる

【ジュニアサッカーのルール】小学生は8人制!大人との違いも解説!

8人制サッカーの選手交代について大きく3つ説明します。

  • 選手交代の人数制限は無し
  • プレー中に選手の交代ができる
  • 一度交代した選手の再出場もOK

8人制サッカーでは、選手交代の人数制限がありません。

また、プレー中に自由に選手を入れ替えることができます。

先ほど説明した、交代ゾーンから自由に選手の交代が可能です。

GK(ゴールキーパー)の交代に関しては、プレーが止まっている時に交代することができます。

さとしん

プレー中にキーパーを交代するのは失点のリスクが大きいですしね!

そして、一度ベンチに下がった選手も、もう一度試合に出ることができます。

少し休ませてもう一度試合に出場させるなど、かなり選手起用の幅が広がりますね。

11人制サッカーでは、選手交代が3人までと規定されています。

大会によっては、3人以上の交代が認められていることもある。

選手を交代するタイミングはプレーが止まっている時のみです。ボールがコート外に出る、ファウルがあったときなど。

そして、一度ベンチに下がった選手の再出場は不可です。

このように、いつでも、何人でも選手の交代を自由に行うことができます。

すべての子どもたちにたくさんのプレー機会を与えてあげることが可能です!

ジュニアサッカーはゴールの大きさも大人より小さい!

【ジュニアサッカーのルール】小学生は8人制!大人との違いも解説!

小学生のサッカーでは、ゴールのサイズも小さくなります。

横幅:5m
高さ:2.15m

中学生以上になると、ゴールは横幅7.32m、高さ2.44mとなります。

ちなみに、フットサルのゴールは横幅3m、高さ2mほどです。

ジュニアサッカーのゴールはおおよそ中間の大きさです。

スクロールできます
カテゴリ横幅高さ
サッカー(中学生以上)7.32m2.44m
サッカー(小学生)5.00m2.15m
フットサル3.00m2.00m
ゴールの大きさまとめ

小学生が使うボールは4号球!大人よりも小さい

【ジュニアサッカーのルール】小学生は8人制!大人との違いも解説!

ゴール同様に、ジュニアサッカーはボールも小さくなります。

4号球を使用する

ボールの大きさは「〇号」と表現します。

その中でジュニアサッカーで使用するボールは「4号球」です。

中学生になると「5号球」を使用します。

ちなみに、さらに小さい3号球も存在します。主に幼児~小学校低学年くらいまでにオススメのサイズです。

ただし、小学生以下の公式な試合では、年齢に関わらず4号球を使用します。

サッカーボールの他にフットサルボールもあります。間違わない様に注意しましょう!

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カテゴリ対象直径重量
サッカー5号球中学生以上22.0cm410~450g
サッカー4号球小学生20.5cm350~390g
サッカー3号球小学生(~低学年)19.0cm300~320g
フットサル4号球中学生以上20.5cm400~440g
フットサル3号球小学生19.0cm350~390g
ボールの種類

使用するボールの種類については、「子どものサッカーの始め方!チームの選び方から必要な準備物まで解説!」でも紹介しています。

ジュニアサッカーは審判が1人だけのこともある!

【ジュニアサッカーのルール】小学生は8人制!大人との違いも解説!

8人制サッカーでは1人で審判を行うことがあります。

中学生以上の11人制サッカーでは、主審+副審2人の計3人で試合が行われます。

ただし、大会によってはジュニア年代でも3人で審判を行う場合もあります。

まとめると、以下の表の様になります。

スクロールできます
カテゴリ主審副審その他
中学生以上1人2人1人(第4審)
小学生(パターン1)1人×1人(補助審) ※必須
小学生(パターン2)1人2人1人(第4審)
審判の構成

上記、パターン1、パターン2のどちらかが基本的には採用されます。

各地域や大会によっても様々です。

また、地域によっては、2人審判制のローカルルールを採用している事もあります。

表内のその他に記載した第4審、補助審は、ともに試合運営のサポートが主目的です。判定をすることはできません。

ジュニアサッカーのルールを理解して子どもたちをサポートしましょう!

ここまで、ジュニアサッカー(小学生)のルールを解説してきました。

主に、中学生以上との違いがある部分をピックアップしています。

それ以外の細かいルールは、日本サッカー協会(JFA)の「競技規則」に記載されています。

もし、興味のあるかたはぜひ目を通してみてください。

子どもがサッカーを始めた保護者の方、ジュニア年代のサッカーコーチになったばかりの方は、ぜひジュニアサッカーのルールを理解しておきましょう!

ルールを理解すれば、子どもたちのサポートもできます。そして、より一層ジュニアサッカーを楽しむことができますよ!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

小さな町のサッカーコーチです。
たくさんの子どもたちがサッカーを好きになることを願っています。
保護者の方も指導者の皆さんもサッカーを楽しみましょう!

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