こんにちは!さとしんです。
練習や試合時のミーティングで、指導者が意図した内容が上手く伝わらない経験はありませんか?
僕はかなり経験しました…。
もちろん自分の言葉の選び方、伝え方にも問題があると思います。でも、選手の年齢が低くなるほど、指導者の考えを正確に伝えるのは難しいですよね。
そこで今回は、選手の理解を促すために効果的な「作戦ボード」についてまとめてみました。
最近では戦術ボードアプリなどもたくさん開発されていますよ。
こんな方はぜひ読んでいってください!
言葉と作戦ボードでより選手の理解を促す!
指導者の考えや選手の動き方、戦術などを分かりやすく伝えるためには、やはり作戦ボードは効果的です。
言葉だけで伝わらないことも、作戦ボードを併用して図や文字を見せながら伝えることで選手の理解度はグッとUPします。
選手の年齢が低いほど、見せることはより効果的になりますね!
選手の成長のために、使えるツールは有効活用していきましょう。
作戦ボードの種類とオススメの使い方
作戦ボードにもいろいろな種類があります。
今回は、指導現場で活用する際にオススメできる以下の3種類をご紹介します。
- 作戦ボード
- 戦術ボードアプリ
- 戦術ボード風の自作アニメーション
僕の主観になりますが、それぞれメリット、デメリットも交えて解説してきます。
個人的には、アプリやアニメーションなど、スマホやタブレットで表示する方法がイチオシです。
過去に説明した内容の履歴も保存しておくことができるのは便利…!
定番の作戦ボード!臨機応変に柔軟な使い方ができるのが魅力!
まずは、指導者をされている方なら一度は見たことがある定番のツール、「作戦ボード」です!
色のついたマグネットを選手に見立てて、選手の配置や動きなどを表現することができるツールですね。
盤面はホワイトボードになっているので、文字や図を書いて、消してという作業も手軽に行うことができます。
僕が感じる作戦ボードのメリットとデメリットは以下です。
作戦ボードのオススメポイント
- その場ですぐに文字や図を書いて表現できる
- 選手の動きなど細かい部分の表現が簡単にできる
まず、その場ですぐに何かを書いたり、マグネットを使って説明したりできるのはすごく便利です。
コーチ!オフサイドが分からないから教えてください!
○○がボールを持った時、僕はどんな動きをしたら良いの?
こういった質問にも、その場ですぐに図を書いて説明してあげることができます。
作戦ボード、マグネット、ペンさえあれば特に事前の準備は必要ありません。これは大きなメリットですよね。
そして、作戦ボードを使うときはマグネットを自分の手で動かします。
選手の動き方を説明するときにも、曲線を描いて動かしたり、スピードの緩急を表現したりと、指導者の考え通りにマグネットを使って表現することができます。
アプリやアニメーションでは細かい動きの調整が少し手間なので、作戦ボードならではのメリットとなります。
作戦ボードの注意ポイント
注意ポイントも書きますが、工夫次第では全く気にする必要がなくなります。
もしかしたら皆さんにとっては大きな問題ではないかもしれません。
注意ポイントを回避する方法も書いておきますのでご参考まで。
- 説明した内容の履歴が残せない
- 大きい作戦ボードは持ち運びが大変
- マグネット、ペンを紛失しやすい…
まずは、説明した内容は一度消してしまうと再度確認することはできません。
あれ?あの時はどんな風に説明したっけ?
という場面が稀に発生する可能性があります。
これに関しては自分の指導に一貫性があれば特に困る事ではないかもしれません。
後からまた見たいなと思うときは、画像を撮って残しておけばOKですよね。
また、大きいと持ち運びが手間になります。
大きいほど選手には見やすくなりますが、持ち運びは大変になります。
作戦ボードの中には折りたためるタイプもあります。
折りたたみタイプの作戦ボードを選ぶことで回避可能ですね。
そして、僕の中で1番の懸念点は「紛失」です!
えっ、赤のマグネットが3個少なくなってる!!
このような事が良くあります…。あとはペンを落としてしまったり。
特にマグネットは小さいので、失くしやすいんですよね。
ケースやポーチを用意してマグネット、ペンなど備品をまとめて保管することで対処が可能です。
作戦ボードに貼り付けたままにして、紛失するケースが多いです。。。お気を付けください。
オススメの作戦ボードはこれ!
作戦ボードが欲しいけど、いろいろな種類があって悩んでしまう。という方に僕が使っていたオススメを紹介します。
- ボードの両面が使用可能
-
片面はフルコート、もう片面はハーフコートになっている
- サイズは30.5cm×40cm
-
A3サイズが29.7cm×42cmなのでほぼ同じ大きさ
両面がマグネットのボードになっています。
以下のように使い分けることもできますね。
- 全体像を示したい場合は、フルコート
- ゴール前の攻撃、守備に着目する場合はハーフコート
また、サイズ感はほぼA3の紙に近いサイズです。
持ち運びも大きな負担にはなりません。片手で持つことができます。
僕の環境では10~15人ほどの選手に見せる場面が多いのですが、問題なく全員に見える様な大きさです。
ペンとマグネット、そして収納ケースも付属されています。これは嬉しいですね(^^)
どの作戦ボードにするか悩んでいる方にはオススメです!
使いやすい戦術ボードアプリ!デジタル化は子どもたちの興味を引く
次はアプリについて紹介します。前述した作戦ボードをアプリにしたものと考えてもらってOKです。
アプリをスマホやタブレットにインストールして、端末上で表示した図を選手に見せる。
いかにも”それっぽい”雰囲気が出せますね!
アプリにもよりますが、使い方も基本的には作戦ボードと同じです。
選手に見立てた図形を選択して移動させるなど、画面上で操作してあげることで選手の配置や動きを表現できます。
アプリを使用するメリットとデメリットも解説します。
アプリのおすすめポイント
- 過去に説明した内容のデータを保存できる
- 持ち運びは端末のみなので楽ちん
- 子どもたちが興味関心を示しやすい
アプリによっては選手の配置や書き込んだ情報を保存しておくことができます。
また、アプリで管理する場合は端末を持ち歩けばいつでも閲覧できます。
作戦ボードのようにマグネットを紛失する心配もありません。(僕だけかも…笑)
そして、僕の中で大きなポイントとして、子どもたちが興味関心を持ちやすいという傾向もあります。
興味を持ってくれると話も飽きずに聞いてくれますよね!
今の子どもたちは、小さいころからデジタル端末と関わって成長してきましたし、普段から動画など見ているので、スマホやタブレットに抵抗がありません。
そして、プロチームの監督が、タブレットを使って選手に説明している光景を見たことがある選手も多いです。
おぉ、これプロと同じじゃん!!かっこいい!
という気持ちになる事があるんですよ!
そんな単純じゃないでしょ…と思う方は騙されたと思って是非一度試してみてください(笑)
アプリの注意ポイント
- 画面が小さいと見にくい
- 細かい表現をするためには慣れが必要
実際の指導現場で表示する端末の種類としては、スマホ、タブレット、ノートPCが候補になると思います
いずれにしても作戦ボードよりは小さくなる事が多いです。
この時、使用する端末の画面が小さくなればなるほど、選手たちにとっては見にくくなってしまう事があります。
また、端末の画面上で表現する必要があるので、普段からスマホやタブレットなどタッチパネルの操作に慣れていないと、なかなか思い通りの動きをしてくれません。
アプリごとに操作感も違うため、慣れるまではココがマイナスポイントになってしまう事もあります。
選手たちが見やすくするためにも、指導者側が操作しやすくするためにも、なるべく画面の大きい端末を選ぶことをお勧めします。
オススメのアプリを紹介
僕が最もオススメする戦術ボードアプリは「TACTICALista」です。
TACTICAListaは戦術ボードWebアプリケーションです。
Webブラウザ上で動作するので、PC、スマホ、タブレットで使用することができます。
また、作成した図はクラウド上に保存することができるので、どの端末からでも同じ図を開くことができます。
自宅のPCで作っておいた図を、グラウンドではタブレットを使って選手に見せる。といった使い方も可能です。
更に、使い方も非常にシンプルで説明が無くても直感的に操作できる点も魅力です。
無料のプランと有料(約200円/月)のプラン、2種類が設定されています。
かなりオススメの戦術ボードアプリです。ぜひ一度使ってみてください。
近いうちに、TACTICAListaの詳細説明記事を書く予定です。
アニメーションを自作する方法もアリ!オリジナリティを求めるコーチにオススメ!!
続いてご紹介するのは、アニメーションを自作してしまうという方法です。
選手や動きを表現するといった点は、作戦ボードやアプリと基本的には同じです。
ただ、これにもうひと手間かけてアニメーションにしてしまいましょう!
どういう事かというと、作戦ボードやアプリを使う際、選手やボールの移動は手で動かして表現しますよね?
マグネットを人の手で動かす、アプリ上の図形を指で動かす。という作業を無くして、自動で選手やボールを動かしてしまうのがここで紹介する方法です。
実際の動画を見てもらうとイメージが湧くと思いますので、以下動画をどうぞ。
この動画は僕、さとしんがパワポ(PowerPoint)で作成したアニメーションです。
いががでしょうか?実際の動きがよりイメージしやすいのではないかと思います。
これは個人的にイチオシの方法ですよ!!
アニメーションを使用する上でのメリット、デメリットを書いていきますね。
アニメーションのオススメポイント
- 分かりやすく、オリジナリティもある
- 自作のため、自由度が高く細かな調整もできる
- 端末で表示するため、持ち運びも楽ちん
やはり1番のメリットは選手の動きが実際の試合と近いので、とても分かりやすい事です。
そして、手作りですのでオリジナリティがあります。
コーチこんなの作れるなんてすごい!
なんて事も言われますよ。笑
もちろん、指導の質で子どもたちから尊敬されるのが1番ですが、こういう事でも選手の信頼とか尊敬はある程度得られますよね。
あとは、自分で好きな様に作る事ができるため、融通が利きます。
こんな表現をしたいなと思う事が自分のスキル次第でなんでも表現可能です。
そして、アプリ同様ですが、端末で表示するのでマグネットやペンなど備品は不要のため持ち運びも便利です。
アニメーションの注意ポイント
- 小さい画面だとみにくい
- 知識が無いとそもそも作る事ができない…
一方で注意が必要なポイントは基本的にはアプリと同じです。
端末で表示するので、画面サイズが小さいと見にくくなってしまいます。
また、これが大きなデメリットですが、自作するという事はツールやソフトを使う知識がないとそもそも作る事が出来ません…
実は簡単に作る事ができるのですが、やはり最初は難しいですよね。
別記事にて、パワポでアニメーションを自作する方法を解説していますので、興味を持った方は読んでみて下さい。
>>関連記事:【戦術ボード風】パワポでサッカーのアニメーションを作ってみよう!
一度フォーマットを作ればあとは何度でも使いまわすことができます。
そして、フォーマットがあれば、慣れ次第ですが1~2分程度でアニメーションを作る事ができます。
例えば、ハーフタイム中に作ってその場で見せる!なんてこともできてしまいますよ!是非参考にしてください。
【番外編】実際のプレー映像を見せる!
作戦ボードとは関係ないのですが、「言葉+映像」で伝えるという方法もとても効果的です。
もはやこれは解説不要かもしれませんが、実際のプレー映像を見せることによって選手たちは一気にイメージが深まります。
どうしても作戦ボードやアプリだと、分かりやすくするために現実では起こらない様な表現で説明してしまう事もあります。
その点、動画であれば実際に起きた現象から原因と解決策を提示する事ができるので、もの凄く効果は大きいですよね。
オススメポイントと注意ポイントも解説していきます。
プレー映像のオススメポイント
- 実際の映像を見せることで理解度が大きく向上する
- 端末さえあれば表示可能なので持ち運びも楽ちん
オススメポイントについては先に書いた通りなのですが、実際のプレー映像を見ることで、選手の理解度は大きく向上します。
また、映像を見せる端末を持っていれば、いつでもどこでも選手に見せることもできますね!
プレー映像の注意ポイント
- 映像の中の本当に必要な部分を抽出する必要がある
- 画面サイズが小さいと見えにくい場合がある
さて、注意ポイントについては少しだけ深掘りしていきます。
ほとんどの場合、以下の様な動画を活用します。
- 子どもたちの試合を撮影した映像
- プロ選手のプレー映像(ダイジェストやプレー集も含む)
この場合、数分から数十分単位の映像である事が多いと思います。
その映像を全て見せる訳にはいきませんよね。
実際は、本当に伝えたい重要な部分のみを抽出して選手に見せてあげるはずです。
そのため、動画全体を確認して、必要部分を抜き出す。という作業が必要になります。
ある程度の動画編集スキルも場合によっては必要になってきますよね。
ここがひとつ大きな課題だと思います。
動画編集ソフトも持っていないし、スキルも無い…という方のために、パワポでできる動画編集の方法を別記事で解説しています。
>>関連記事:パワポで動画編集ができる!?やり方も簡単なので覚えよう!
パワポは動画編集のためのソフトではありません。
そのため、万能では無いですが、短い動画であれば簡単に編集する事ができます。
たとえば、試合前半の映像を撮影して、ハーフタイムに軽く編集したものを見せる。という事も簡単では無いですができます。
興味を持った方は参考にしてみてください。
ツールを有効活用しつつ言葉で伝える力も鍛えていきましょう!
ここまで、指導の現場で選手に戦術や意図を伝えるためのツールや方法を紹介してきました。
最後に1点だけお話ししたいことがあります。
それはやはり、「言葉」で伝える力も大切だという事です。
僕の中では、今回ご紹介したツールはあくまで、言葉を補足するためのツールだと考えています。補足資料の様なものですね。
まずは言葉がベースにあった上で、資料をうまく活用し理解を促す。そのようにイメージしています。
試合や練習の選手がプレーしているタイミングでは、ボードを使って説明する時間は無いですよね。
言葉だけ、もしくは言葉+ジェスチャーで伝えてあげなければいけません。
なので、言葉で伝える力もとても大事になってきます。
ただ、今回紹介した方法は、試合前後やハーフタイム、練習の合間など、選手がプレーしていないタイミングで効果を発揮しますのでうまく使い分けて活用していきましょう。
僕自身、言葉だけで上手く伝えるというのは課題として日々取り組んでいることです。ツールは有効に活用しつつも、一緒に頑張っていきましょうね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!